映画館のポップコーン

 帰省期間が長いから、どうしても家でのくつろぎは退屈を感じた。先週土曜日の夜に映画を見に行ったら、ポップコーンの咀嚼音レベルの音は全く騒音にならないだった。上映開始に間に合わなかった親子たちは暗闇の中で自分たちの席の場所を探して、列の両端に立って大きな声で叫んだ。一緒に来た友達同士がシリーズ前作の内容を共有することやこれからのシナリオを「予言」することで盛り上げた。ある人は不器用なヒロインにアドバイスし、ある人は悪役に「暴言」を吐いた。
 でも、こんな騒音だらけの鑑賞環境は意外にもイヤじゃなかった。むしろその人達に連られて、私も大声で笑うと嘆くことが出来た。結果、リラックスがちゃんと出来て良かったと思った。

 私はよく日本の映画館でのポップコーンの咀嚼音をうるさいと感じるが、たぶんそれは日本の映画館が静かすぎるかもしれないのだ。